• お問い合わせ ご予約フォーム
  • LINE予約

腰椎椎間板ヘルニア:痛みの正体と向き合い方【蓮田市椎間板ヘルニア】



今回は、多くの方が悩まされている腰の痛み、特に「腰椎椎間板ヘルニア」について詳しくお話ししたいと思います。

ある日突然、激しい腰の痛みや足のしびれに襲われたことはありませんか?そんな経験をした方の中には、「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された方も多いのではないでしょうか。この病気は、日本人の約5人に1人が経験するといわれるほど一般的な症状です。

しかし、その一般性とは裏腹に、多くの方が正確な知識を持っていないのが現状です。今回のブログでは、腰椎椎間板ヘルニアについて、その病態から症状、原因、そして対処法やセルフケアまで、できるだけ分かりやすく解説していきます。

目次
1,腰椎椎間板ヘルニアとは
2,腰椎椎間板ヘルニアの原因
3,病院ではどんな対処がされるの?
4,自宅でできるセルフケア
5,ファミリーカイロプラクティック院で行う治療法
6,まとめ

1,腰椎椎間板ヘルニアとは?

まず、腰椎椎間板ヘルニアとは一体何なのでしょうか?

人間の背骨(脊椎)は、複数の骨(椎骨)が積み重なってできています。そしてその椎骨と椎骨の間には、クッションの役割を果たす「椎間板」が存在します。この椎間板は、外側の硬い線維輪と、内側のゼリー状の髄核で構成されています。

腰椎椎間板ヘルニアは、この椎間板の一部が突出(ヘルニア)して、近くを通る神経根を圧迫することで起こる病態です。つまり、クッションの中身が飛び出して、神経を押してしまっている状態といえるでしょう。

では、具体的にどのような症状が現れるのでしょうか?主な症状には以下のようなものがあります:

1. 腰の痛み

ヘルニアが起こっている部位を中心に、鈍い痛みや鋭い痛みを感じます。痛みは腰だけでなく、お尻や太ももにまで及ぶことがあります。

2. 足のしびれや痛み

神経根が圧迫されることで、その神経が支配している領域にしびれや痛みが生じます。多くの場合、片側の足に症状が現れます。

3. 歩行困難

痛みやしびれが強い場合、歩くのが困難になることがあります。特に長距離の歩行や長時間の立ち仕事が辛くなります。

4. 姿勢の変化

痛みを避けるために、無意識のうちに姿勢が変わることがあります。例えば、前かがみの姿勢になりやすくなったり、腰を曲げるのを避けたりします。

5. 膀胱や直腸の機能障害

稀ですが、重度のヘルニアの場合、排尿や排便のコントロールが難しくなることがあります。これは緊急の治療が必要な症状です。これらの症状は、ヘルニアの程度や場所によって異なります。また、同じ人でも日によって症状の強さが変わることがあります。

 

2,腰椎椎間板ヘルニアの原因

では、なぜこのような上記のような状態になるのでしょうか?腰椎椎間板ヘルニアの主な原因としては、以下のようなものが挙げられます:

1. 加齢による椎間板の変性

年齢を重ねるにつれて、椎間板の水分量が減少し、弾力性が失われていきます。これにより、外力に対する耐性が低下し、ヘルニアが起こりやすくなります。

2. 不適切な姿勢や動作

長時間の座り仕事や、重いものを持ち上げる際の不適切な姿勢など、日常生活での不適切な体の使い方が原因となることがあります。

3. 過度の体重負荷

肥満は腰椎に余分な負担をかけ、椎間板ヘルニアのリスクを高めます。

4. 外傷や事故

交通事故や転倒などの外傷が、椎間板ヘルニアを引き起こすこともあります。

5. 遺伝的要因

家族歴のある人は、椎間板ヘルニアになりやすいという研究結果もあります。

6. 喫煙

喫煙は椎間板の栄養供給を妨げ、変性を促進する可能性があります。

3,病院ではどんな対処がされるの?

ヘルニアってどんな病気?発症の原因や気をつけるポイントも紹介

腰椎椎間板ヘルニアは確かに辛い症状をもたらしますが、決して絶望する必要はありません。適切な対処法とセルフケアで、多くの場合症状を改善することができます。

まず、医療機関での主な対処法を見ていきましょう:

1. 薬物療法

・消炎鎮痛剤:炎症を抑え、痛みを和らげます。
・筋弛緩剤:筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減します。
・神経障害性疼痛治療薬:神経の痛みを和らげる効果があります。

2. 物理療法

・牽引療法:腰を引っ張ることで、椎間板にかかる圧力を軽減します。
・電気治療:低周波や超音波などを用いて、痛みや炎症を和らげます。
・温熱療法:温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。

3. ブロック注射

局所麻酔薬や抗炎症薬を神経根の周囲に注射し、即効性のある痛み止め効果を得ます。

4. 手術

保存的治療で改善が見られない重度の場合や、麻痺症状がある場合に検討されます。代表的な手術方法には以下があります:
・椎間板ヘルニア摘出術:ヘルニアを取り除く手術
・椎体間固定術:椎骨同士を固定する手術

4,自宅でできるセルフケア

次に、自宅でできるセルフケアについて詳しく見ていきましょう

1. 適度な安静と活動のバランス

・急性期には短期間の安静が必要ですが、長期の安静は筋力低下を招くため避けましょう。痛みが和らいだら、徐々に活動量を増やしていきます。

2. ストレッチや軽い運動

・腰痛体操:腰の柔軟性を高め、筋力をつけるのに効果的です。
・ウォーキング:軽い有酸素運動は血行を促進し、回復を助けます。
・水中運動:水の浮力を利用することで、腰への負担を軽減しながら運動できます。

3. 姿勢の改善

・座る時は背もたれにしっかりもたれ、腰を支えます。
・立つ時は重心を均等に分散させ、長時間の同じ姿勢は避けます。
・寝る時は横向きに寝て、膝の間に枕を挟むと腰への負担が軽減されます。

4. 氷冷却や温熱療法

・急性期(発症後72時間以内)は氷冷却が効果的です。
・慢性期には温熱療法が血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。

5. 体重管理

・適正体重を維持することで、腰への負担を減らすことができます。

6. 生活習慣の改善

・喫煙をやめる:喫煙は椎間板の健康に悪影響を与えます。
・十分な睡眠:良質な睡眠は体の回復を促進します。
・ストレス管理:ストレスは筋肉の緊張を高め、痛みを悪化させる可能性があります。

7. 補助具の使用

・コルセット:一時的に腰を固定し、負担を軽減します。ただし、長期使用は筋力低下を招く可能性があるので注意が必要です。
・クッション:車の運転時や長時間の座位作業時に、腰部をサポートするクッションを使用すると良いでしょう。

8. 正しい動作の習得

・重いものを持ち上げる際は、膝を曲げて腰を落とし、腰ではなく脚の力を使います。
・ 床のものを拾う時も同様に、膝を曲げてしゃがみます。

5,ファミリーカイロプラクティック院で行う治療

ファミリーカイロプラクティック院では、多くの椎間板ヘルニアを患った患者様が来院されます。
当院で行う腰椎椎間板ヘルニアに対する治療法を紹介しようと思います。

1,アトラスオーソゴナル

当院では、アトラスオーソゴナルと呼ばれる、第一頸椎(アトラス)をオーソゴナル(正常な角度)にアジャストメント(矯正)する治療法を行います。
アトラスオーソゴナルでは、専用のレントゲンを撮影し、分析を行い、世界一安全で正確な治療法と呼ばれています。

1. アトラスオーソゴナルと腰椎椎間板ヘルニアの関連

アトラスオーソゴナルテクニックは、第一頸椎(環椎またはアトラス)の位置を正確に調整することで、全身の構造バランスを改善する手法です。この手法が腰椎椎間板ヘルニアに有効である主な理由は以下の通りです。

a) 全身のアライメント改善

アトラスの位置を正すことで、頭蓋骨から骨盤までの脊柱全体のアライメントが改善されます。これにより、腰椎にかかる不自然な負荷が軽減され、椎間板ヘルニアの症状改善や進行予防につながります。

b) 神経系統の機能正常化

第一頸椎の調整は、脳幹や脊髄の機能に影響を与えます。これにより、全身の神経系統の働きが正常化され、腰部の筋緊張やいわゆる”痛み”の認識が改善される可能性があります。

c) 脳脊髄液の循環改善

アトラスの位置調整により、脳脊髄液の循環が改善されます。これは神経系全体の健康に寄与し、痛みの軽減や治癒促進に繋がる可能性があります。

d) 自律神経系のバランス回復

頚椎上部の調整は自律神経系に影響を与え、身体全体の緊張状態を和らげる効果があります。これにより、腰部の筋肉の過緊張が緩和され、椎間板への負担が軽減されます。

2. 脳の側坐核とストレスの関連

側坐核は、脳の報酬系や快感に関与する部位として知られていますが、ストレスと痛みの認識にも重要な役割を果たします。

a) ストレスと痛みの関係

慢性的なストレス状態は、側坐核を含む脳の痛み認識システムを過敏にします。これにより、通常なら痛みとして感じない程度の刺激でも痛みとして認識されやすくなります。

b) 痛みの増幅

ストレスにより側坐核が活性化されると、痛みの信号が増幅される可能性があります。つまり、実際の身体的損傷以上に強い痛みを感じる原因となります。

c) 慢性痛への移行

持続的なストレスは、側坐核を介して急性の痛みを慢性化させる要因になり得ます。これは腰椎椎間板ヘルニアの症状を長引かせる一因となる可能性があります。

d) 情動と痛みの相互作用

側坐核は情動処理にも関与するため、ストレスや不安、抑うつなどの精神状態が、痛みの認識を強める方向に作用することがあります。

3.アトラスオーソゴナルテクニックの効果と側坐核の関連

アトラスオーソゴナルによる頚椎の調整は、中枢神経系全体に影響を与えます。これには側坐核を含む脳の痛み認識システムも含まれます。適切な調整により、以下の効果が期待できます:

1. ストレス反応の軽減

自律神経系のバランスが改善されることで、全身のストレス反応が軽減され、側坐核の過剰な活性化が抑えられる可能性があります。

2. 痛み認識の正常化

神経系全体の機能改善により、側坐核を含む痛み認識システムが正常化され、過剰な痛みの認識が軽減される可能性があります。

3. 情動状態の改善

全身状態の改善が心理的なストレスの軽減にもつながり、側坐核を介した痛みの増幅が抑制される可能性があります。

結論として、アトラスオーソゴナルテクニックは、単に腰椎の物理的な状態を改善するだけでなく、脳を含む中枢神経系全体に作用することで、腰椎椎間板ヘルニアの症状改善に寄与する可能性があります。特に、ストレスや情動と密接に関連する側坐核の機能に影響を与えることで、痛みの認識や慢性化を抑制する効果が期待できます。

2. コックステーブル(Cox Technique)

コックステーブルは、アメリカの脊椎専門医ジェームス・M・コックス博士が開発した特殊な治療用テーブルです。日本国内では非常に稀少で、約100台程度しか導入されていません。

主な特徴と治療法

・フレクション(屈曲)とディコンプレッション(減圧)を組み合わせた治療
・脊椎関節の正常な生理学的可動域を再現するよう設計
・ソフトで軽い矯正により、体の自然な動きを取り戻す
・炎症を起こした神経根や圧迫された脊髄神経の減圧を行う

治療の仕組み

テーブルの特殊な動きにより、椎間板に負の圧力(吸引力)をかけ、ヘルニアを内部に引き戻す効果があります。同時に、椎間板内の栄養循環を促進し、自然治癒力を高めます。

適応症

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間関節症など、様々な脊椎疾患に効果があるとされています。

3. マッケンジーテーブル(McKenzie Method)

マッケンジーテーブルは、ニュージーランドの理学療法士ロビン・マッケンジーが開発した治療法に使用される専用テーブルです。

主な特徴と治療法

・患者自身の動きを利用した能動的な治療法
・脊椎の伸展運動を中心とした運動療法
・患者の症状に基づいた個別化された治療プログラム

マッケンジー理論

日常生活での長時間の脊柱屈曲が、椎間板の後方変性を引き起こし、これが腰痛の主な原因であるとしています。

治療の仕組み

・脊椎の伸展運動により、椎間板内の髄核を前方に移動させる
・反復的な運動により、椎間板の形状を正常化し、神経への圧迫を軽減する
・患者自身が行える運動療法を指導し、自己管理能力を高める

適応症

腰痛、坐骨神経痛、頚部痛など、脊椎由来の様々な痛みに効果があるとされています。

4. トムソンテーブル(Thompson Technique)

トムソンテーブルは、アメリカのクレイ・トムソン博士が考案した特殊なドロップ機能を持つテーブルです。

主な特徴と治療法

・頭部、胸部、腹部、下肢の4つのセクションに分かれたドロップ機能
・骨盤の変位パターンと下肢長差の関連性に基づいた治療
・最小の力で素早いスラスト(矯正)を可能にする

治療の仕組み

・患者の体位や症状に応じて、テーブルの各セクションを上げ下げする
・ドロップ機能を利用して、脊椎や骨盤の微調整を行う
・左右の下肢長差の変動を観察し、頚椎のサブラクセーション(亜脱臼)を判定

適応症

脊椎のミスアライメント、骨盤の歪み、下肢長差による症状など、全身の構造的な問題に適用されます。

これらのテーブルを使用する治療法は、それぞれ異なるアプローチで脊椎や椎間板の問題に対処します。しかし、どの治療法を選択するかは、患者の具体的な症状や状態、原因となる問題の所在を正確に診断した上で決定する必要があります。また、これらの治療法は単独で用いられるだけでなく、他の手技療法や物理療法と組み合わせて使用されることも多く、総合的なアプローチが重要です。​​​​​​​​​​​​​​​​

5,その他治療法


当院では、様々な物理療法を状態に応じて使い分けを行います。
・ネオテクトロンアクセスランダム波(電気治療)
・smart-s30B(レーザー治療)
・US-750(超音波治療)
・ES-530(干渉波)
・ラジオスティム(ラジオ波)
・ANION AID INSTRUMENT(-溶媒和電子)

上記のような物理療法も行います。
また、手技アプローチ、カイロプラクティックアプローチ(ディバーシファイド・SO・AK・アクティベーターメソットなど)も行います。

当院の、物理療法について詳しくはこちらをご覧ください👈

 

まとめ

腰椎椎間板ヘルニアは確かに厄介な問題ですが、正しい知識と適切なケアがあれば、十分に管理可能な状態です。痛みに振り回されるのではなく、自分の体と向き合い、少しずつ改善していく姿勢が大切です。

ここで強調しておきたいのは、早期発見・早期治療の重要性です。腰の痛みや足のしびれが続く場合は、できるだけ早く専門家の治療受けることをお勧めします。適切な診断と治療により、症状の進行を防ぎ、より早い回復が期待できます。

また、一度改善しても再発のリスクがあることを忘れないでください。日々のセルフケアを継続し、定期的な検診を受けることが大切です。

腰椎椎間板ヘルニアと診断されたからといって、人生が終わったわけではありません。むしろ、これを機に自分の体や生活習慣を見直す良いチャンスだと捉えてみてはいかがでしょうか。適切な治療と生活改善により、多くの方が日常生活に支障なく過ごせるようになっています。

最後に、腰椎椎間板ヘルニアの治療は一朝一夕には進みません。焦らず、じっくりと向き合っていくことが大切です。専門医の指導のもと、日々のセルフケアを怠らないことで、きっと明るい未来が開けるはずです。

皆さんも、自分の体に耳を傾け、健康的な生活を目指しましょう!このブログが少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。何か質問があれば、以下の問い合わせフォームよりお問い合わせください。一緒に、腰の健康を取り戻しましょう!

お問い合わせ先↓

☎0487697862

お問い合わせ

お問い合わせは、お電話にてお問い合せいただくか、下記のメールフォームよりご連絡ください。
お電話、メールによりご対応させていただきます。

メール送信完了後、当サイトよりメールが届きます。
(携帯の場合、メールが受信できるよう、ドメインの受信許可設定をお願いいたします。)

お名前 *
フリガナ *
メールアドレス *

※確認のため2度入力してください。

電話番号
住所
郵便番号
都道府県
市区町村
番地、建物名など
お問い合わせ内容 *
確認 *